嫌韓流 / 山野車輪売れてるみたいですね、奥付見たら9/1初版で10/10で4版来ちゃってます。
ところでこの発行日ってどういう風に決めてるんでしょうか。
こういう系統の漫画書籍は、大抵漫画そのものがとても見れたものではないので敬遠してたんですが、迷うくらいなら買っちゃえ♪ の精神で購入。
それなりに漫画として読めるものだったので安心しました。
……登場人物誰もがテンション高すぎる気がしますが。
さて、肝心の中身はかなりしっかりしたものになっています。
極力主観を取り除いて資料に基づく歴史的事実をわかりやすく列挙し、そこから導き出される通説を読みやすく紹介。
一通り読めば、韓国と日本の関係についての歴史的事実をきちんと知ることが出来るはず。
あとはその事実をどう受け止め、韓国という国にどういう感情を抱くのかは読んだ本人の問題で、タイトルこそ「嫌韓流」だがそれへ誘導するような書き方でないことに非常に好感を覚えた。
俺自身現在は特に好きでも嫌いでもありません、韓国。
どちらか、と言われれば嫌いですが。
まぁ、そういう中庸で興味を持たない人が大多数を占めているという現実が現在の日韓関係の基になってしまっているんでしょうが。
ただ、これを読んで嫌いという気持ちが確固たるものになったわけではなく、むしろ歪んだ歴史に捕らわれている韓国が哀れになってきました。
他者(日本)を叩くことでしかアイデンティティを保てないというのは……
前述しましたが、この本で最高に評価すべき点は内容から主観意見を極力排除していることです。
現存する資料に基づく事実を紹介しており、その後の判断は読者に委ねられている。
劇中日本人の無関心さを嘆く場面がいくつかありましたが、知ることは非常に大切なのだと実感させられます。
韓流ブームとか言われて久しいですが、それをきっかけに、この本をきっかけに多くの日本人が歴史的事実を知れば、自ずと日韓関係は良好な方向に進んでいくだろうと十分に希望をもてます。
"残念ながら"日本人は朝鮮民族ではないのですから。
最後に。
できればこの漫画の
石垣ゆうき版を読みたいなー、と痛切に思った。
一体何度「な、なんだってーっ!」が出るだろうか(笑