ひぐらしのなく頃に
(左から / 鬼隠し編:鈴羅木かりん / 綿流し編:方條ゆとり / 祟殺し編:鈴木次郎)月姫とか、
絵柄が好みじゃないけど(話題になっていて)中身がちょっと気になる同人ゲーム
とかをコミカライズしてくれたりするのは結構嬉しい。
何しろ原作の絵に大いに拒否反応起こしていまして……
っても、書店で三冊並んでいるのを見かけて、
手持ちもあったから何となくレジに持っていった――
つまりただの衝動買いなのですが。
だから発売日に買っておいて読んだのが今日なわけです。
あんまり期待してなかったんだけどね、ガンガン系だから。
原作は前述のようにやったことがないのでそこについてのコメントはなし。
そもそも一巻ではどれも解決してないしな。
ただ、原作自体が一つの事象を多方面から表現しているらしいので
そういうものだからこそ、こういう形でのコミカライズは面白いと思うし、
最適な手法だとも思った。
以下、それぞれの感想を読んだ順に
綿流し編
個人的に一番良かった。
原作者曰く、一番らぶらぶなパートらしく、その罠にずっぽりはまったさorz
年上のツンデレってだけでくぁwせdrftgyふじこlp
絵柄にも特に不満なく、見せ方や演出の仕方も満足。
一瞬の狂気の描写も一番キていて、住人全員で睨みつけるシーンはなかなか怖かった。
不満といえば昭和58年ですでにアレなエンジェルモート関連のイベントだが、
まぁ、そこは原作の問題だな。
祟殺し編
表紙を見比べた際に一番受け付けなかった。
が、中身の絵柄はまとまっていて読みやすく、案外線もしっかりしていて好感触。
絵でいえばこれが一番良かった。
話の見せ方もなかなかに良く、
メインになっているのが沙都子(少女)でなければ一番に推していたかも。
鬼隠し編
店頭でパッと表紙を見比べた時には一番好みだと思った。
が、中身は……う〜ん……
他二作に比べてあまりうまいとは言えない。
最初に読んでいればそこまでひどい印象も受けなかったと思うが、
折角のカラーを使った「嘘っ!」シーンもなんかしょぼく見えて……
演出や再構成とは別の部分で一番話の展開が早いので、
やっぱり比べるとやや詰め込みすぎているような印象を受けた。
原作未プレイなのでひょっとしたら原作でもそうなのかもしれないが、
祟り関連の情報の出し方が特に綿流しに比べると端折り過ぎの感も否めない。
ってな感じだけれども、
鬼隠しもおそらく一番最初に読んでいればここまで悪くは思わなかったはず。
逆に他の二作のどこかに不満を持ったかもしれない。
そこは同時刊行ゆえの不運とでも言っておくべきか。
単品で見れば、外れの多いPCゲームのコミック版にしては十分以上の出来。
この前買ったToHeart2は……orz
予想していた以上にいい出来だし面白かったので次巻以降も購入予定。