2008年05月19日

黒水村

黒水村 (一迅社文庫 く 1-1)黒水村 (一迅社文庫 く 1-1)
黒 史郎

一迅社 2008-05-20
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いい意味ですごくB級ホラー。
ホラー自体あまり見たり読んだりしないんですけれど、
ゲームで言えば「零」と「バイオハザード」を足しちゃったような内容?
なんとなく「弟切草」を思い出した。

和風ホラーの這い寄るような、滲み出るような恐怖は無く、
洋風ホラーの驚きを伴う恐ろしさも無く、
やっぱり一言で評すなら「気持ちいいほどのB級ホラー」

しかし、突飛でトンデモな内容と展開に苦笑いしつつも、
終盤には作品に引き込まれていた不思議な魅力があるのも確か。
いや、結局トンデモなんですが。
それにまぁ、随分都合の良い登場があったりするあたりやっぱり、ねぇ。

それでも読み終えておもしろかったと思える妙味。
B級好きなら楽しめるんじゃないでしょうか。
登場人物らは魅力的とまではいえないまでも、
個性があって裏の主人公とも言える彼女の話は結構楽しめました。
惜しむらくは主人公が表紙イラストのイメージほどツンじゃなかったことですか。

なんだかんだで楽しめました。
そんな感想がぴったり。
ラベル:黒 史郎
posted by コウ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(2) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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黒水村 [黒史郎]
Excerpt: [[attached(1,center)]] 一迅社文庫発行    [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758040060/whenby2006-2..
Weblog: 彩彩華美
Tracked: 2008-05-23 08:40

[感想][★★★☆☆][黒史郎]「黒水村」
Excerpt: 「見てぇ、地獄って素敵よね。立花さんもあの本読んで思わなかった?極楽なんかよりも何百倍も楽しそう。何百年をかけても、私は必ずこの村の地獄の釜の蓋を開いてみせる。そして死者をこの世に歩かせるわ。立花さ..
Weblog: ただ、それじゃ終われないでしょ!
Tracked: 2008-05-27 23:04