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いい意味ですごくB級ホラー。
ホラー自体あまり見たり読んだりしないんですけれど、
ゲームで言えば「零」と「バイオハザード」を足しちゃったような内容?
なんとなく「弟切草」を思い出した。
和風ホラーの這い寄るような、滲み出るような恐怖は無く、
洋風ホラーの驚きを伴う恐ろしさも無く、
やっぱり一言で評すなら「気持ちいいほどのB級ホラー」
しかし、突飛でトンデモな内容と展開に苦笑いしつつも、
終盤には作品に引き込まれていた不思議な魅力があるのも確か。
いや、結局トンデモなんですが。
それにまぁ、随分都合の良い登場があったりするあたりやっぱり、ねぇ。
それでも読み終えておもしろかったと思える妙味。
B級好きなら楽しめるんじゃないでしょうか。
登場人物らは魅力的とまではいえないまでも、
個性があって裏の主人公とも言える彼女の話は結構楽しめました。
惜しむらくは主人公が表紙イラストのイメージほどツンじゃなかったことですか。
なんだかんだで楽しめました。
そんな感想がぴったり。
ラベル:黒 史郎