2005年11月17日

世界のキズナ(1)

世界のキズナ 1
有沢 透世〔著〕
角川書店 (2005.10)
通常2-3日以内に発送します。



各所で高評価だったので、一度スルーしてたものの購入。
ちなみに12DEMONS(2)は無視。
完結までは読むとか書いてたけど、続きも真相も犯人も何も気にならないし。
つーか、それ以外に読むもの山積みだし……orz


で、世界のキズナ。
概容はボーイ・ミーツ・ガール
ありがちといえばありがちだけれども、中身はしっかり詰まっている。
濃度と密度がかなり高い。

ありがち具合では先日のアシャワンの乙女たちと大して差は無いだろうが、
この完成度の違いは大きい。
やや多めの登場人物も、それぞれ個性が光っていて"いるだけ"になっていないし、
それゆえだからこそラストで思わずグッと来てしまった。
何より庸介の一生懸命さはよい。

少しケチをつけるなら斬光丸にやや頼りすぎな感があるところか。
どうしても斬光丸のおかげって部分が多かったかな。
精神的な成長は確かにあるけども。


なぜかデビュー作で(1)がついてるのだが、この話キレイにまとまっている以上、
次はどう展開させるのだろうか?
ちらちら出ていた黒銀河盗賊団が地球に逃げてきて――くらいが妥当か?
いずれにせよ孝雄さんは出てこないんだろーなー(´ω`)


「これが私の御主人様」の人をイラストにぶつけてきたあたり、
角川も期待していそーなのだが、それが故に無理させられて潰されることが無いよーに。
posted by コウ at 18:38| Comment(0) | TrackBack(3) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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