2007年11月12日

理由あって冬に出る

理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)
似鳥 鶏

東京創元社 2007-10
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二転三転する展開に、終盤特に息を飲みました。
派手ではないんですけどね、
当然そう感じるだろう読者心理を利用した展開にしてやられた、って気持ち。
ミステリー読みではないので、目の前の展開を素直に追っているため、
少し前の伏線がひょっこり顔を出してくると上手く踊らされてしまいました。

高校の文系クラブを舞台にした推理物、ってことで米澤さんの古典部シリーズ連想しますが、
あちらより中身は気楽ですし、ノリも軽い。
とくに探偵役の伊神先輩は……関わると面倒だけど傍から見ている分にはおもしろい人だなぁ。
彼の劇中の言動はいちいち楽しいけれど、一番の見せ場はやっぱりファミレスでしょうか。
どれだけ傍若無人なんだ、この人は。

そして演劇部の柳瀬さんにもぅまったくもってメロメロです。
なにこの素敵なお姉さん。
こんな先輩がいる学校に通いたかった……
本気なのかどうかイマイチ掴みきれない恋する乙女な言動が素直にたまらん。
toi8さんイラストの表紙の娘が誰かわかりませんが、
彼女が柳瀬さんなら眼鏡っ子でさらに倍率ドン!

本筋の謎解きより、各人らの個性的な言動や超展開の方が印象強いです。
百目鬼先生のあれとか、秋野さんの「バカー!」とか、一卵性親子のお母さんとか。
あぁ、花束のネタには大笑いしました。
すごく素敵でグッジョブ伊神先輩。

是非ともこの面子が登場する続編が読みたいです。
もちろん、ミステリーとしても頭を使って楽しめました。
が、やっぱり柳瀬さんですよ! うはぁ、たまらん、この娘。


ラベル:似鳥 鶏
posted by コウ at 02:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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