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あぁ、おもしろかった。
二日かけてゆっくりしっかり堪能させていただきました。
あぁ、もぅ、胸焼けしそうなこの甘さ。
終始顔がにやけっぱなしだった事は改めて書くまでも無く。
ってことでシリーズ最終巻。
今更改めて何を書くでもなく、ただただおもしろかった、と。
特に……そうですね、あとがきで書かれているように
「物語はここで終わるけど、彼らの人生がここで終わるわけじゃない」
それを強く感じられるこの余韻は、
文句無く素晴らしい作品であったことの証左じゃないでしょうか。
まぁあえて今作のお気に入り、というか、ツボを挙げるなら
目撃しちゃった書店員さんらと、阪神のおばちゃんズ。
昨今稀に見る、俺的やたら輝いているモブキャラさんたちでした。
大阪のおばちゃんは無敵です。
あとはどうしても舞台が東京近隣であったため土地がさっぱりわからず、
今回東海関東地方での描写が身近に感じられたのが妙に嬉しかった。
名神通ったって事は、近所のあそこを通って行ったのかなぁ。
どうしようもなくおもしろかった傑作ですが、とりあえず不満点をひとつ。
鞠江小牧カップルをもうちょっと見たかった!
……や、一番濃甘なカップルではありましたが……
鞠江嬢好きなんですよね。
女性陣で一番まともな性格で。
傑作でした。
この作品を読めたことを素直に幸せに感じます。
とりあえず興味はあるけどまだ読んでいない人には、
読め、話はそれからだ。
ってところですか。