2007年11月03日

マイフェアSISTER(2)

マイフェアSISTERシワス、ゴハンの時間じゃぞ? (ファミ通文庫 た 6-1-2)マイフェアSISTERシワス、ゴハンの時間じゃぞ? (ファミ通文庫 た 6-1-2)
竹岡 葉月

エンターブレイン 2007-10
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むぅ、完結ですかぁ。
師走とアネモネの関係ややり取りがすごく好きだし他の登場人物も魅力的なので、
本編はともかく短編でもう一冊読みたいところです。

ってことで完結編ですが、読んでる間はのめりこんでいたけれど、
読み終えると少し詰め込みすぎだったなぁ、という印象。
もちろん、物語として不満なわけではなく、
もっともっとエピソードを盛り込んでもよかったんじゃないかなぁと。
鴇乃の事やジョニー周りのこと、ナンディさんらのエピソード。
贅沢な不満なんですが、前述のように素敵な世界観なので
もっともっと楽しみたかった、というのが素直な気持ち。

なぜだ、なぜ二冊で終わらせてしまう。

劇中すれ違ってしまう二人の心情は、
理解しやすいだけに読んでいて辛かった。
お互い大切に思っているだけに、ちょっとした事で不安になって、
ほんの少しのすれ違いで決壊してしまって。
それでも思いが繋がっているという強さを感じられる窓のシーンはすごく印象的でしたね。

さて、異なる世界の二人、今後どうなるのやら……と思っていれば、
これはかなり素敵に予想外の結末で思わずにやけてしまいました。
まぁよく考えてみれば行き帰りは出来ないわけではないですしね。
出来れば後姿じゃない四年後のアネモネも見てみたかった。

読み終えて贅沢な不満ばかり出てくる素敵な作品でした。
……ん〜、やっぱり短編集一冊は読みたいなぁ。
ナンディさんが主役の話とか。

って、あぁ!
カラーのあの二人が師走と鴇乃か!
今気付いたよっ!
posted by コウ at 01:45| Comment(0) | TrackBack(4) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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