
プラネテスの幸村さん、今度は中世の海です。
ストーリーはまだまだ一巻なのでなんとも評価しがたいものの、第三話から始まる回想で今後の展開の重厚さは感じられる。
なんとなくベルセルクっぽい雰囲気を感じるのは絵の描き込みっぷりが似通っているからか?
プラネテスでは感じなかったけど、同じ中世という舞台となったことでそう思うのかも。
目指す目的のあるひねくれ者の主人公に、一筋縄ではいかないクソ親父(ほめ言葉)と、幸村さんテイスト抜群。
問題は雑誌で毎週読むか、単行本でまとめて読むか……悩む。

ジャンプの奇才w
独特なパースやブラックユーモアがツボです。
あとみょうちくりんなネーミングセンス。ドーピングコンソメスープって……
作者本人が「推理者の皮をかぶった、単純娯楽漫画です」と言っているように娯楽として楽しむのが吉。
だけど、人物の心理などの描写が地味に秀逸。
単行本を読み返して気づいたんだけれど、(食べ物を)食べることが好きな弥子の所に(謎を)食べることが好きなネウロが来たっていうのは偶然ではないのだろうなぁ。
魅かれ合った、ってところか。
ムヒョや新連載の「みえるひと」など、一昔前で言う所の「ジャンプ漫画」ではないけれど、小粒でぴりりと辛いいい作品が最近のジャンプには出てきてると思う。
いい傾向。

小説版読んでるのでついでに買ってみました。地雷踏む覚悟で。
結果、爆死。
絵は下手ではないけれど、漫画としては下手。
ストーリーは端折りすぎでそれこそ「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」か、と。
まぁ、間違っても二巻は買いません。
幸いなのは覚悟してた、って一点だけでしょうか。
月曜日が祝日ってことでジャンプが早売りされてました。
新連載の「みえるひと」は読みきりの時から割りと気に入っていたので、素直にうれしいです。
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