櫂末高彰著
エンターブレイン (20070730)
この本は現在お取り扱いできません。
エンターブレイン (20070730)
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残念ながら巻を重ねるごとにつまらなくなっていってしまっている。
やたらと規模の大きくなってきた権謀術数の駆け引きを見たいわけでないし、
青春真っ只中の悩みや葛藤かと思えば突然の自己解決で共感できず。
青臭さは結構だけど、自己陶酔気味の自分語りは拒否反応が先に立つ。
筋肉研究会の使い方も強引で、もうちょっと出し惜しみしてもいいんじゃないか。
必要な場面で最大の効果を狙って使うべき面々だと思う。
そのためならレギュラーじゃなくなってもいいので、安売りだけは勘弁。
……それでもこの巻では数少ないお楽しみどころで、くすりと笑ってしまいましたがっ!
総じて不満だらけの第六巻。
フォローすべき点も見当たらず、美冬のいきなりの行動も結局なんだったんだ?
新キャラ投下はかなり微妙、政争をメインに据えたいのだろうか?
ついでに表紙……これ誰?
生徒会役員選挙がメインになるだろう七巻も期待できず、
むしろこの流れでは階段レースそのものが無用の長物……
最初の頃の無駄な熱さを望むのは酷、だとは思いたくありませんが。