うむぅ、おもしろいんだけど、やたら小難しかった。
そう感じるのは鳴海に感情移入が出来なくって、
完全に部外者の立場から物語を見ているから、だろうか。
鳴海の葛藤とか、ちょっと共感できないんですよねぇ。
やーさんに怖気づいたりとかはよくわかるんですが、
もぅちょっと、こぅ……根本的な部分?
やけにスペシャリストなニートどもには今回も驚嘆。
アリスはともかく、少佐のスキルの高さに脱帽。
劇中の鳴海の台詞ではないが、他の方面で活かせよ。
ストーリーの方は前述のように追いづらかったが、
終わってなるほどと唸らされるほど上手く練られていました。
っつーか、そっち系の知識を持ってないと理解するの非常に難しいんですが。
指詰めとか、なんでそんなことまで知ってるんですか。
おもしろいですし、レベルの高い作品ではあるんですが、
ちょっと今回は肌に合いませんでした。
う〜ん、もうちょっと雰囲気の明るい話の方がいいのかな?
○追記
上で共感出来ないと書いてますが、むしろ共感しているからこそ、かも知れません。
鳴海が卑屈すぎて、周りの信頼に気付いていない――
あるいは気付いているけれど自分には荷が重過ぎる、
そういう態度に逆に反感を覚えてイマイチ乗り切れなかった。
むしろ四代目に同情してしまうような。
そんな感じかな、と思ったので追記しましたどっとはらい
杉井 光〔著〕