2007年06月05日

戦嬢の交響曲(2)

戦嬢の交響曲(シンフォニア) 2
築地 俊彦著
エンターブレイン (2007.6)
通常24時間以内に発送します。

同じ女の子の異能アクションモノなのにどうしてこうもけんぷファーと毛色が違うんでしょう。
とはいえそれぞれにちゃんと特徴が出ていて違うおもしろさを得られる辺り、さすがプロですか。
中の人違うんじゃないかと思ってしまうくらいですが。

地道に、微力ながらもならば自分に出来ることをして行こうと努力する裕鹿の姿が印象的です。
主戦力になれなくても、サポート役として十二分に成長している。
なんだかんだでラストで雪風にも認められているようですし。
ポジション的にこういう主人公って好きですね。
無理をしないというか、できることからやっていこうとするスタイル。
雪風との関係もそんな感じだし。

一方の雪風。
こちらも複雑な過去と関係が明かされ、今後の波乱が容易に予想が出来る。
流れからすると……おそらくあっちに行ってしまいそうなので、
そうなってしまった後の雪風は一体どうなってしまうのか。
大切に思っているからこそ、かなり酷い状態になってしまいそうで。
……そこで裕鹿ですか。

レギュラー級のキャラが増え、今後の展開が非常に楽しみになってきました。
俺予想で野分さんは八班に編入してきて……とか想像するのも楽しい。
こっそり五十鈴らも含む裕鹿争奪戦も顔を出していて……こちらもどうなるんでしょう。
ギャグテイスト皆無ですが、これはこれでとてもおもしろいシリーズになってきました。
イラストだけはどうしても好みじゃないのですが。

http://alles.seesaa.net/article/30414301.html
posted by コウ at 02:08 | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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[築地俊彦] 戦嬢の交響曲 2
Excerpt: 娯楽施設の無い三瀧女子高では、休みの日でもやることなどほとんどない。唯一の男子である佑鹿は、いつものように図書館にこもることにしたが、そこで雪風の妹とであった。榛名と名乗った彼女は、雪風にべったりで、..
Weblog: booklines.net
Tracked: 2007-06-05 08:47
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