講談社のミステリーランドじゃなく、
電撃のブギーシリーズ読んでいるような気になってくる。
オキシジェンに寺月恭一郎にダイヤモンズ。
ほんのり匂わせるどころではなく、オキシジェンにいたってはほぼ出ずっぱりだし。
ブギーシリーズを知らない人が読んだら半分以上わけわからないんじゃないだろうか。
それにしても上遠野作品は感想を書くのに困るなぁ。
ミステリーな部分もあるにはあるが、ほんのおまけ程度。
っつーかストーリーの焦点そこから大きく外れたところ向いてるし。
メインはやはり健輔とオキシジェンのやり取りで、
それこそ人との関係やその意味が酸素のようなものでって言うメッセージか。
単純に読んでいて引き込まれる面白さがあるし、
珍しく本当にほんのりとではあるがラブ要素もあったりする。
守雄の成長というか、やっぱりヒーローモノは嫌いじゃないんだよなぁ。
オルフェの方舟から一年経ってて、そろそろ新刊を読みたい頃。
ブギーじゃなくってソウルドロップでも、っつーか戦地調停士がいいなぁ、とか。
むしろ統和機構や虚空牙が関連しない作品を……あ、戦地調停士がそれだな。
何気にラストでブギーシリーズに大きな影響与えかねないエピソード出てきてます。
上遠野 浩平〔著〕