半分使って「黒のヒーロー」を語った最終巻。
アンチヒーローではなかったのは予想外でしたが、
二人ともしっかりとしたキャラクターを持っていて役者不足とは感じなかった。
役割も分担されていて、よいアクセントになっていたと思います。
ストーリーはそつなくまとめられ、
隼人と香奈美の関係もきちんとヒーローモノ的展開にのっとり、
お約束ながらも思わず口元の緩むラストに満足。
しかしながら三巻ともなるとはじめのインパクトも薄れノリにも馴れたもので、
特筆すべき点がなくなってしまっているも事実ではありますが。
敵が菌類なのでそちら側の魅力がないのもイタいかな。
ヒーローモノとしての完成度は高いんですけど。
あとがきから邪推するに打ち切りの可能性もありそうですが、
HJ文庫のシリーズ物はほとんど三巻完結なのでどうなのだろう。
失笑する部分もありますが、個人的には楽しめたシリーズでした。
ん、でもこの巻では本編よりも
大瀧俊一の「真名川警部補シリーズ」に興味津々なわけですがっ!
町谷警部はやっぱり小さいんでしょうかっ!
獅子頭牡丹はやっぱり女好きなんでしょーかっ!
次回作は是非「真名川警部補シリーズ」でお願いします。
大迫 純一著



