2007年03月25日

アリフレロ

アリフレロ
アリフレロ
posted with 簡単リンクくん at 2007. 3.25
中村 九郎〔著〕
集英社 (2007.3)
通常24時間以内に発送します。

なに、このスゲー電波。

……えーと、
ブギーっぽい世界観を大塚英志と富野節でごった煮にして上手に濾過しきれなかった……
すまん、自分でも何が言いたいやら。

この著者のほかの作品の感想をざっと見てみましたが、概ねコメントに困っている様子。
冒頭のように電波と斬って捨てるのは楽ですが、
あえてどうにか介錯するなら(誤字ではなく第一変換候補がこれでなんだかピッタリ)

世の中を捻くれて見ている人間が、
 その捻くれた視点をそのまま感覚で文章化したような

とでも言うか。

素材はおもしろいと思うんですがね、ビリヤードになぞらえた神のゲーム。
きちんと書けばそれなりに魅力的なものになったと思います。
が、捻くれて素直に書けないのか感覚的な描写が多く、
それが富野節のように心地よく感じられないので冒頭の一言になるわけです。

まぁ、ある種独特の奇妙な感覚は味わえます。
でも多分この作者の本には手を出さないだろうなぁ……
イラストで買ったわけですが。
posted by コウ at 02:37 | TrackBack(2) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック

[書評][中村九朗][アリフレロ][分野不明]アリフレロ―キス・神話・Good by
Excerpt: アリフレロ―キス・神話・Good by 作者: 中村九郎 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2007/03 メディア: 文庫 いやあ、流石に参ったとしか言いようがないなコレは。怪作。星も付けない..
Weblog: いつも感想中
Tracked: 2007-03-30 09:18

命がけのゲーム『アリフレロ―キス・神話・Good by』
Excerpt: アリフレロ―キス・神話・Good by 中村 九郎 ちょっと変わった趣味を持つ少年・三井川正人は、左腕に神話が降ってくるという少女・小桜冬羽から死の宣告を受けてしまう。するとその通り、白い..
Weblog: うかばれないもの
Tracked: 2007-04-15 22:53
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。