なに、このスゲー電波。
……えーと、
ブギーっぽい世界観を大塚英志と富野節でごった煮にして上手に濾過しきれなかった……
すまん、自分でも何が言いたいやら。
この著者のほかの作品の感想をざっと見てみましたが、概ねコメントに困っている様子。
冒頭のように電波と斬って捨てるのは楽ですが、
あえてどうにか介錯するなら(誤字ではなく第一変換候補がこれでなんだかピッタリ)
世の中を捻くれて見ている人間が、
その捻くれた視点をそのまま感覚で文章化したような
とでも言うか。
素材はおもしろいと思うんですがね、ビリヤードになぞらえた神のゲーム。
きちんと書けばそれなりに魅力的なものになったと思います。
が、捻くれて素直に書けないのか感覚的な描写が多く、
それが富野節のように心地よく感じられないので冒頭の一言になるわけです。
まぁ、ある種独特の奇妙な感覚は味わえます。
でも多分この作者の本には手を出さないだろうなぁ……
イラストで買ったわけですが。