神曲奏界ポリフォニカ
posted with 簡単リンクくん at 2007. 3.14
大迫 純一著
ソフトバンククリエイティブ (2006.8)
通常24時間以内に発送します。
ソフトバンククリエイティブ (2006.8)
通常24時間以内に発送します。
赤も読まず白はまったく手付かずのまま、
次は黒の三巻に行こうと思います。
そしてそのまま四巻に。
だっておもしろいんだもの。
犯人がわかっている分、その犯人に少しずつ、少しずつ迫っていく過程が楽しい倒叙ミステリ。
黒二巻ではその合間にキルアラの過去や心境も描写されていて、
終盤はなんとも物悲しい気持ちにさせられました。
途中挿入されるマティアとマナガの短いやりとりがそれをまた加速させる。
キルアラにもきっと彼女を変えてくれる出会いが……
あるいは、不幸な出来事さえなければヴァリィがそうなっていたのかも……
と思うと、やるせない気持ちになります。
救いは、劇中存在しないシーンの挿絵かな。
描写はされていないけれど、この一言はきっとあったのだと思います。
文句なしですねぇ。
マティアとマナガの何気ないやりとりなどにも
二人の信頼関係が見て取れたりするのもよいです。
あぁ、でも仕方がないことだけどいろいろと説明が多いのはちょっと難かな。
大迫 純一著



