初々しいねー……
生徒会室でのセーラさんなんてこっちも身悶えしちゃいました。
ツボとお約束をきちんと押さえた愛妻弁当といい、腸可愛い。
何気に茸味に向かう矢印は多いですが、
セーラとの双方向が強固なため、ベタなラブコメになることはなさそう。
この二人の初々しさは小っ恥ずかしいを通り越して微笑ましい。
ラストのやりとりなんか最高ですね。
間に誰も入り込めないでしょう、これは。
っつーか、中盤以降千美絵嬢まったく出番無かったし、
ラヴィニアも自分の中できちんと片付けているし。
……ラヴィさんの方がよっぽどお姉さんな気がしてならない。
嫌味の無いキャラばかりなのが高ポイント。
読んでいて素直に楽しく微笑ましい。
サァラも今後は末っ子として身内になりそうですし、
全編に幸せが満ち満ちている、気持ちの良いお話。
HJ文庫は三冊以上続かないんじゃないか、とか最近思いましたが、
こちらはきちんと続いてくれそう。
次巻はライトな日常編だそうで、非常に楽しみです。
寺田 とものり著