2007年02月26日

ルイスとネピア

ルイスとネピア
貝花 大介著
ホビージャパン (2007.2)
通常24時間以内に発送します。

主人公に感情移入できないのが一番のマイナスかな。
好きなタイプの人間じゃないし。
むしろ誠と山崎の大人コンビの方が楽しい。

キャラクターはそうなのだが、
ストーリーにもメリハリが欠けている印象が拭えない。
シーンごとのつながりが弱いし、
玲や角倉の行動目的が薄いためご都合展開としか見えない場面もいくつか。
三人組との決着はなぜかお茶を濁されてるし。

ルイスとネピアの関係の描写や、
玲に向ける凛のやきもきした気持ちなどが良かった分、
ストーリーのグダグダ感がひどくもったいない。

いくつか消化されない伏線や展開が残ったまま完結ですが、
まぁちょっとそれも止むなしかな、と。
……案外シビアなんでしょうか、HJ文庫。

しかしながら仄かにエロいですね、相変わらず。
二人の関係がそういう倒錯めいたものかとハラハラドキドキでした。
エロスはほどほどにな。

佐藤家の選択 1
貝花 大介著
http://alles.seesaa.net/article/34285567.html
posted by コウ at 01:06 | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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[貝花大介] ルイスとネピア 佐藤家の選択 2
Excerpt: 凛に誘われて、玲が遊園地へ行こうとしていた矢先に、怪しい男に襲われていたメイド姿の少女と、彼女をかばおうとする少年に出会った。ネピア、ルイスと名乗った二人を助けたら、ネピアが玲にまとわりつくようになっ..
Weblog: booklines.net
Tracked: 2007-02-26 09:08
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