2006年12月28日

戦嬢の交響曲

戦嬢の交響曲(シンフォニア) 1
築地 俊彦著
エンターブレイン (2007.1)
通常2-3日以内に発送します。

けんぷファーと打って変わってシリアス分の多い学園バトルもの。
理由もわからず戦嬢の園に放り込まれ、実力不足を自覚しつつも、
いま自分が出来ることを一生懸命やろうと努める祐鹿に好感。
ちょっと自分の置かれている立場をすんなり受け入れすぎていて、
もっと疑問に思えよ! と突っ込みたくなるけれど。

ヒロイン雪風の心境の変化が読んでいて心地よい。
なんでもひとりでやろうとする彼女が壁にぶち当たり、
それでも素直になれず、しかし相手の力を認めて共に戦うことを許容する。
それを端的に表しているのが着替えシーンっつーのはアレだが。

特異な立場にいる祐鹿が案の定特殊な力を持っていたりするのは王道過ぎてちょっとイマイチ。
アタッカー雪風、サポート祐鹿というフォーメーションはおもしろいが、
クライマックスで見せ場を持っていったのも祐鹿というのは。
っつーか、キングクリムゾン・エピタフ?

安定したおもしろさはあるけれど、
けんぷファーみたいにぶっ飛んだ部分がなくて物足りないというのが正直なところ。
イラストが個人的に合わないのもマイナス。
総合的に見てけんぷファーの方が好き。
っつーか、紅音ちゃんいないしなぁ。

けんぷファー 2
築地 俊彦著
http://alles.seesaa.net/article/30216276.html


posted by コウ at 02:53 | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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[築地俊彦] 戦嬢の交響曲 1
Excerpt: 佑鹿は、三瀧女子高等学校に転校することになった。男なのに。きっと何かの間違いだと、転校先の高校の敷地に入ったとき、佑鹿は怪物に遭遇した。赤黒い肌、丸太のような手足に、巨大な爪を持った怪物は、十年ほど前..
Weblog: booklines.net
Tracked: 2006-12-29 21:47