2006年12月23日

クライム・ハウンド

クライム・ハウンド
柊 ハルヤ〔著〕
集英社 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。

イラストが深遊さんなので購入したわけだが、
読んでいてどうしても「鋼殻のレギオス」のイメージを引きずってしまう。
主人公のフリッツはまったくの駆け出し見習い生ですが。

4th5thのワイルドアームズ主人公のようなバカ正直なまっすぐで、
信じるもののために努力し、立ち向かう姿勢は好感が持てる。
副隊長のキャラも立っていてインパクト強し。
腹黒策士というか、歯に衣着せぬ物言いは「もう少し捻れよ」とも思うがいっそ清々しい。

が、ヒロインのユリィナや隊長リーデム、悪友デュリックスがちょっと弱い。
特にユリィナは後述の理由でイマイチ活躍の場が与えられずちょっと不憫。
いい子だとは思うんだけど……

で、肝心のストーリーだが、粗が目立つとしか言いようがない。
話が進むにつれ展開が二転三転するのだが、伏線がきちんと張られておらず、
どうしても突然突飛な印象が拭えない。
流れもぶつ切り気味、展開がご都合ではなく不自然に感じられる。
ユリィナの件に関してもフリはあるけどその描写が雑なため、
肝心のシーンで唐突さ不自然さばかりが目立つ。
っつーか、なんでそういう境遇で間取りとか知ってるかな。

あと、黒幕の人。
この人の凋落ぶりはかなり残念。
ただの三流に落ちてしまったため、クライマックスも盛り上がらず。
当初のキャラを貫いていれば魅せる悪役になれたろうに。

キャラクターや設定は悪くないので、
もうちょっと練った丁寧なストーリーならきっとおもしろくなると思う。
最後あっさりくっついたのはちょい不満。

http://alles.seesaa.net/article/25844432.html
posted by コウ at 01:53 | TrackBack(3) | 集英社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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クライム・ハウンド/柊ハルヤ
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