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今秋完成予定の駅ビルに図書館が入るようですごくwktkなんですが、
当たり前に本を読む人間にとって、本を読まない人が普段なにしてるのかってすごく疑問なんですよね。
で、もし本が無くなってしまったらと考えると、軽く絶望してファントム生み出しかねません。
そんな時代のお話。
電子書籍というものがそれなりに世間に浸透してきていますが、自分は断然紙の本じゃないといやです。
なので序盤は明記しないまでもそこはかとなく匂わせている世界観が、本当に怖かったです。
なによりもそれが当たり前に(仕方のない事情があるとはいえ)受け入れられて当たり前になっているのが嫌でしたね。
だからこそ、サエズリ図書館内の描写がすごく好きでした。
それぞれすこしずつつながりのある一話完結形式ですが、個人的には二話が好きですね。
最後で「おー、そういうことかぁ」と思わず膝を叩きました。
内容もジンと来るいいお話。
シリーズ物のようなので次巻も楽しみ。