2006年12月01日

銀盤カレイドスコープ(9)

銀盤カレイドスコープ Vol.9
海原 零〔著〕
集英社 (2006.11)
通常24時間以内に発送します。

この浮沈の差と描写がこの作品の魅力だと思うが、
シリーズ通して浮上のきっかけがどうも個人的につかめなかったのが残念。
まぁ、現実でも気分の上下というのは曖昧なものだと思うが。

とりあえず、カラーのリアが怖い。
どこのホラー小説かと思った。
……で、劇中の描写には鳥肌。
確かにこんなもの見せ付けられたr(ネタバレ)

演目であるシンデレラが物語自体ともリンクしており、
最後までのめりこんで読ませてもらいました。
シリーズ完結にふさわしい展開だったと思います。

八巻読了時で残りがフリーだけ。
一冊丸々フリー描写で潰すのか? と思っていたらのこれ。
よくもここまでと感心すらしました。

だけに、ラストは当然感動。
奇跡は起きない。
だけど、この結末に至った要素はこれまでの努力と、
なによりも「楽しんで」滑ったことじゃないかと思う。

しかし、ピートファンとしてはせめて一度くらい名前を出してもらいたかった。
……が、しゃーないか、タズサはリア萌えなので。
そしてやたらかわいいリアクションのマイヤさんに和んだ。
なに、この妖精さん。

やっぱりどうしても三巻〜六巻あたりは蛇足に思えてしまうが、
非常に読み応えのある作品でした。
リアのこれからなどに興味はつきないけれど、
あとがきにあるようにこういう題材だとどうしても限界があるので……

いっそのこと「ガブリエル様がみてる」に改題して
タズサとリアのリリアンチック物語とかどうでしょう!


posted by コウ at 18:47 | TrackBack(2) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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