マキゾエホリック Case3
posted with 簡単リンクくん at 2006.11.10
東 亮太〔著〕
角川書店 (2006.11)
通常24時間以内に発送します。
角川書店 (2006.11)
通常24時間以内に発送します。
魔法少女とそのライバルのベタベタなお約束にニヤニヤしつつ、
しっかりとミステリーしていた本筋が読み応え十分。
体育祭ではないが、乙組の面々がばらけていて、
全体的なバランスも落ち着き気味で良かったように思う。
登場人物をキャラクターとして扱うか、記号として扱うか、
それによって全体像の見えやすさが変わってくるのが、
設定と世界観あわせて秀逸だと素直に関心。
だからそのようにとらえている灘と工藤は全体を把握しやすいのだな、と。
工藤といえば今回大人しくって少し肩透かし。
絶対何かやっていると思った分だけ、
サ店で茶かよっ! と思わずツッコんでしまった。
あ、ネタバレになりそうなので上三行反転。
本筋のミステリー部分もよかったが、
魔法少女周りのべたべたのお約束を冷静に見せられると
これって実にバカおもしろい。
本人らが真面目な分、ね。
巻末のクラス名簿も大分埋まってきたが、あと二冊分くらいだろうか。
今回ふと気付いたが、表紙はともかく巻中イラスト、
あまり上手じゃないですね……