2006年10月24日

ワーズワースの放課後(2)

ワーズ・ワースの放課後 2
杉原 智則〔著〕
メディアワークス (2003.10)
通常2-3日以内に発送します。

現実と異世界の比率が逆転し始め、それと同時に融合し始める。
終盤に至るまで全体像の見えづらい謎を思考する楽しみはあり、
そこに至るまでの見せ方も丁寧、かつ、物語として不自然さはない。

が、どうにもまとまりが悪い。

理屈と内容はわかるのだが、主点としている部分が曖昧で、
どこに焦点を当てて読めばいいのかイマイチわかりづらい。
しっかり考えながら読めば、謎と仕組みはわかるだろうが、
物語を物語として楽しむのは難しい。
ヒロインであるはずの智子とサキがあまり活躍していないのも大きな理由か。
サキさん、好きなんですがねぇ。

伏線の張り方や、徐々に見せていく謎解きなどは秀逸だったが、
メインであるはずのストーリー部分をもう少し骨太にしてもらいたかった。
読み応えはある分、その点、非常に惜しい。


posted by コウ at 00:51 | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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ワーズ・ワースの放課後?(2)
Excerpt: 電撃文庫 著作名:ワーズ・ワースの放課後?(2) 著者名:杉原智則(すぎはら とものり) イラストレーター:瑚澄遊智(こすみ ゆうち) 発行日:2003/10/25 あらすじ ..
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