2006年05月22日

鋼殻のレギオス(2)

サイレント・トーク
雨木 シュウスケ著
富士見書房 (2006.5)
通常1-3週間以内に発送します。

一体いくつフラグが立ってるんでしょうか。
フェッフェン(あるいはフェルナンデス)がかなりいい味出している第二巻。
いやもぅ、ニーナ先輩かフェリたんか、と問われれば真剣に悩んでしまいます。
手作り弁当で攻めるメイシェンも手ごわいですが、現段階だと小隊の二人に一歩及ばずか。
最強の属性"幼馴染"リーリンは
「あなたのことなら全部わかってるわよ」&「あなたの帰りを待ってるわね」
攻撃でなんか無駄に強固ですが、やっぱり出番がないのが痛いねぇ。

何の話だ。


空鐘以上にラブコメ要素の楽しい鋼殻のレギオス。
サブタイトルの「サイレント・トーク」が、読んでいて常に感じられる。
言葉に出来ない思い、か、言葉にせずとも伝わる気持ち、か。

登場人物たちのもどかしさがたまらない。
それらをぐだぐだ説明させずに、テンポの良い会話で感じさせるのも好みにあっていて楽しい。
特にフェリりんとの会話がもぅ、ねぇ、サイコーですよ。

少しずつだけど、確かに変わっていってるレイフォンらの描写も○。
ラスト、ニーナ先輩の悟りっぷりがちょっと他と比べると急な気がした位か。

それでも自分に出来ることを認識し、レイフォンでは出来ないことをニーナが担当し、
それこそチームワークなのだと、隊長として今後すばらしく成長する片鱗を見せてくれて、
このくだりは実に盛り上がらせてもらった。
実際この場面、フェリきゅんもチームとしてちゃんと機能してたもんな。
今後のフリにもなっていると予想。


ラブコメ度が加速しているけれど、
それ以外にも男キャラが目立ってきたので一巻のときほどハーレムめいてはいないかな。
でも、やっぱりバランスを考えてクラスメイトに一人、悪友がいた方が面白いかと。

今回ニーナ先輩ストイックすぎてフェリっちに追いつかれた印象。
一巻レイフォン二巻ニーナ先輩と焦点が当っていたことを考えると、
三巻はフェリやんか?
そうなると逆転劇だってありえるし、もーフェリフェリでいーや。
表紙以外にカラーでもう一枚ほしかったなぁフェリ。
posted by コウ at 02:25| Comment(0) | TrackBack(6) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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