2006年05月21日

ウェイズ事件簿(2)

ウェイズ事件簿2 淡き幻は薄暮より (ゼータ文庫)ウェイズ事件簿2 淡き幻は薄暮より (ゼータ文庫)
神代 創 山本 ヤマト

竹書房 2006-05-20
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エルフやドワーフや吸血鬼が当たり前にいて、
人間と彼らとの微妙な関係がしっかり書かれている世界観は好ましいし、
本編もしっかりしていて安定した面白さはあるものの、
突き抜けた何かに欠けているので、物足りない。

ラドゥは個人的に好きなキャラだが、ちょっと扱いが悪い。
もっと大暴れさせられるのに、終盤いいように使われる道具になってしまった。
また物語全体での黒幕、大ボスだと思われるダルクがまるっきりヘタレた小悪党化したりと、
キャラクターの使い方が下手なような。
主人公レヴに能動的な動機がないのもなぁ。

いろいろと伏線は張られているが、
それらもどうしても王道的なものをなぞっているだけだろうと予想してしまい、
物語を盛り上げる要素足りえない。

やっぱり、何か物足りないんだよな。
つまらないわけではないけど。


ところで、角川や電撃などのメジャーレーベルは数日経たないと画像ないのに、
なぜにZ文庫はすぐにアップされていますかね?
posted by コウ at 02:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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