上遠野 浩平〔著〕
メディアワークス (2006.4)
通常24時間以内に発送します。
メディアワークス (2006.4)
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久しぶりのブギー新刊。
ロスト・メビウスからだいたい一年か。
9Sや甲田学人やでどれから読むか悩むラインナップの今月の新刊だったけれど、
やっぱり最初に手に取るのはブギー。
なんだかんだで好きなシリーズなんだなぁ。
今回登場のワン・ホット・ミニッツはフォルテッシモとやり合ったって勝てるんじゃないか?
ってくらいに強力で(あるいはそういう見せ方が非常に上手いのか)
どういう風にカタをつけるんだ、と思えばその能力のそもそもの根幹をそういう風に解決させますか、と。
ただの能力バトルじゃないのがやっぱり好みなんだよな。
その一方で、挿絵では明らかに対抗能力であるように見せているフォーリン・グレイスがあまりにもあっさりと終わっているのが……
でも、よくよく考えてみると、物語の根幹を成すにはそのどちらも不可欠なのか。
う〜ん、一体どちらがオルフェウスでどちらがエウリュディケだったのか。
あるいは、誰が、か。
六嶺夫婦だってある意味オルフェウスとエウリュディケだったわけだし。
つーか、そこまでしっかり割り振っていないか。
とはいえ、ブギーシリーズにしてはわりあい分かりやすい部類に入っているかと。
ちょっとした伏線とその回収が、世界の敵が敵対する世界の存在を感じさせて
それを意図して行っているのやらどうなのやら。
ピート・ビート、世良稔の名前がちょろっと出たりして、
いい加減エンサイクロペディアか何か出してくれないだろうか?
ビートのディシプリンのおかげで誰がどちらに出てきたのか分からなくなってきた。
リセットって、ロスト・メビウスにも出てたはずだけど初登場はビートの方だったような……
パールやモーニング・グローリーってどっちのどういう人だったっけorz
さがせばそういうサイトありそうだけど。
……あったけどかなりイマイチ。