2006年04月08日

吉永さん家のガーゴイル(3)

吉永さん家(ち)のガーゴイル 3
田口 仙年堂著
エンターブレイン (2004.6)
通常2-3日以内に発送します。

植物と話すことの出来るイートハーブ式交信装置。
それによって黄色い彼岸花のハナ子と友達になった双葉。


異種族というか、生物としてまったく根本的に異なる存在との交友を描いた三巻。
ラストは思わず泣きそうになってしまった。
前二冊よりコメディ分控え目、しんみりと出来る良いお話。

ってもまぁ、怪獣大決戦みたいなガーくんvsオシリスもそれはそれで痛快なのだが。
やっぱりドリルは男の浪漫。

それにしても二巻の「百式」「J・富樫・虎丸」やら今巻の「ビオランテ」やら、
どうにも世代が被っている模様……ビオランテ、懐かしいな。
だがそれでも、凶羅大四凶殺かよ。
大威信八連制覇より知名度低いと思うが。
あーでも、王大人初登場がこのシリーズだったか。

何の話だ。


安定して面白いし、ハナ子と双葉の友情物語で中身も濃かった。
ただ、もうちょっとヒッシャムにイラストの如き存在感があればなぁ、と思う。
折角の怪獣大決戦がおまけ扱いな印象で。

巻末の日向悠二さんの嘘感想くらいのぶっ飛んだものを希望。
イメージに比べて大人しめなんだよね。
posted by コウ at 00:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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吉永さん家のガーゴイル(3) 感想
Excerpt: 吉永さん家のガーゴイル〈3〉田口 仙年堂 エンターブレイン いつ行ってもお客がいない怪しいアンティーク屋「兎轄舎」のお姉さんに呼び出された双葉は、うま~く丸めこまれてトゲつきの奇妙なヘルメットを..
Weblog: ライトノベル・漫画が好き☆
Tracked: 2006-08-01 21:38
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