クラリカ姐さん最高っす。
前巻の魔王宣言から一転、目を剥かざるを得ないカラー口絵。
『全滅』?『拘束』?『死亡』!?
導入部分で否が応にも引き込まれる。
そして強さインフレ上等世界の中で、比較的一般人レベルなクラリカのダイハード的ストーリー。
ぼろぼろになりつつも信じるものを信じ続けた彼女だから、ラストでの台詞は力を持って感動させてくれた。
……まぁ、狂信者ほど怖いものは無いんだけど。
だけど、なんか健気なんだよね。
これでダメになっちゃわなくて本当に良かった。
次巻で最終回。
ようやく着地点がはっきりしてあとは結末を残すのみ。
ここまであれやこれやがゴッチャゴチャしてたぶん、ちゃんとまとまったことに少し驚く。
「主が信じてくれたから! あたしたちはその主を信じて頑張るだけっすよ!」