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電撃新刊二冊だけってのもなぁ……と思ってタイトル買いした作品。
外した、とは思わなかったし楽しめる部分も多々あったけれど、
なんというかすごくちぐはぐな印象。
話の大筋や設定、場面場面は楽しかったんだけれど、
微妙にあちこちがずれてしまっている座り心地の悪さ。
特にイェーガー関連がまるまる不要だと感じた。
それまでの話の流れから急展開(転回)しすぎ。
このエピソードの存在自体がちぐはぐさに拍車をかけている。
或瀬の絵に対するスタンスもイェーガーと対峙する場面で
一気に突き抜け&開き直ってしまっており、この急変具合に面食らった。
直前まであれこれ葛藤とかしていませんでしたか？
彼の言葉・主張にはすごく納得できたけれど、途中がすっ飛ばされてしまっている。
そこを除けば、ギミックと関連付けてラストなど良かったんですけれど。
無理に妙なサスペンス的展開にする必要はなかったんじゃないかと。
