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そもそも最初にハヤカワ文庫版を読んだのは何年前だろう。
手に取ったきっかけは村山由佳・天使の卵。
劇中歩太と春妃がジンジャエールを飲む猫の話で盛り上がるシーンではじめて知った。
その直後なら……もう干支一回り分くらい前か。
タイムトラベルを取り扱った作品では、間違いなく名作。
クロノ×セクス×コンプレックスで初めてこの作品の名を知った人にもぜひ読んで見てもらいたい。
何しろ主人公は勝ち組ロリコンなのだかゲフンゲフン
やだなぁ、初めて読んだときはそんなこと微塵も(たぶん)思わなかったのに、
ずいぶん自分も汚れたというかなんというか。
十二年前には二十一世紀は近い未来だったが、今はもう現在であるし、
ハインラインが物語に描いたことはせいぜいお掃除ロボットくらいしか実現していない。
それでもこの作品を読むと「明日は今日よりずっといい日になる」と思える。
あとがきで引用されているハインラインの言葉、
「SFとは予測の文学だ。この宇宙で、将来こういうことが可能であり、
おこるのではなかろうかということを、たんなる幻想としてでなく書くことだ」
だから、未来は現在よりずっとよくなる。
惜しむらくは壁井さんと同じく自分も犬派であり、
夏よりも冬、秋が一番好きだってことかなー。
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