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今回リネアさまの出番はほとんどございません。
これだけですごく気が楽になるってどんだけ。
その分出ている場面ではガクブルもいいところなんですけど。
正直名前出るだけで怖いわ。
表紙飾っている時点でネタバレですがファンと再会。
再会時の子犬モードのジグも大概ですが、
ファンがすごくデレデレ。
しかもものすごい独占欲出していてジグに近づく人物に対してツンツン。
嫉妬丸出しで面白いは面白いんですが、
微笑ましいとか通り越してちょっと引くくらいで……
ジグの周りってあんまり真人間いないな。
肝心の物語でジグが運命に対して反撃開始。
そういえば明確に「何をするか」描写されたのはこの巻が初めてか?
その足がかり第一歩は意外といえば意外ですが、ありがちのような気も。
とはいえ、ザハに認められ信頼を得ていく過程には思わず拳を握り締める。
ここから、これから、ジグの反撃が始まる。
そう思うと読んでいてすごく気分が盛り上がってくるもんです。
珍しくリネアさまサイドが控えめで安心して読める巻でした。
良くも悪くも存在感の巨大なリネアさまがいらっしゃらなくとも面白く、
高く飛ぶためにぐっと力を貯めているようなストーリーで、今後がすごく楽しみです。
ただ、ファンはもうちょっと自重しろ。


