
ただ単に否定するだけでなく、
何故そうなのか、
そこを書いている部分がやはり一番の特徴。
いのうえさきこさんのマンガも活字に弱い人にはいい息抜きになってるかも。
もんにちキツネは俺も好き。
読んでいると自律的に断定を避ける若者の性質が良く見えてくる……
言葉が盛衰・変遷していくのは無理からぬこととはいえ、
このままでは衰退の一途を辿るだけだと本能的に危機感を抱いているから
こういう物が売れるのだろうことは、その本質を考えると悲しい。
啓蒙の一冊、あるいはその契機となり、
問題意識を持つことになれば、そしてそうなり得る下地はあると考えれば、
こういう読みやすい本があるというのは幸いといえる。
と、なぜか富野節になっているのは
富野節が文法的には間違っていたとしても
生きた言葉
と感じられるからだろう。
しかし、違和感を感じる――が必ずしも間違いと言い切れないというのはショックだった。
ずーっと、間違ってるよ! と思っていたのにorz
【関連する記事】